膝の痛みを治すために気をつけたい5つのこと。

なぜ、膝の痛みは治らないのか

長年、膝の痛みでお悩みの方をみていると、
TVや雑誌、ネットで得た情報をもとに、自分でケアして逆に悪化させている方が多いように思います。
せっかく治そうとがんばっても、方向性が間違っているとよくなるどころかかえって悪くなってしまいます。
それは、なぜなのでしょうか。

じつは、世の中に溢れてる膝関節痛のリハビリや治療方法の情報は、

1,脳梗塞などで麻痺した人のためのリハビリ
2,急性痛(打撲や捻挫)の治療法

上記の2つが混在したもので、
理論的に一貫した慢性痛のための治療法というのはほとんどありません。

まずは、慢性痛の治療法として、経験療法として2千年以上の実績のある、東洋医学的な観点からみていくことが重要です。

4つのやってはいけないケア

1,膝のストレッチ

2,膝周りのマッサージ

3,筋トレ

4、アイシング

5,サポーター

上記の5つは、慢性の膝の痛みには、ほとんど効果がなく、逆に悪化の可能性があります。
でも、この5つのケアは、一般的には、良いとされているものばかりです。

なぜ、これらのケアをすると悪化してしまうのか。
ひとつひとつみていくことにしましょう。

やってはいけないケア その1 膝のストレッチ

膝が痛いとき、腰や肩をストレッチするのは問題ありません。

問題なのは、膝周りをのばすストレッチです。
痛い部分は過敏になっているところです。

そこに伸ばすという刺激を加えることで、体はそれに対して反発をおこし、
逆に固くなってしまいます。

痛みの原因は、東洋医学的には、気・血・津液の滞りです。
膝周りが固くなることで、より滞りが強くなり、治りづらくなってきます。

やってはいけないケア その2 膝周りのマッサージ

ストレッチ同様に、膝の周りをマッサージしたり、押したりすることで、
気血津液は滞りやすくなります。

押した直後は、流れがよくなるので、気持ちよかったり、楽になったりするので、
わかりづらいですが、一週間、一ヶ月という単位でみると、どんどん硬くなってきます。

やってはいけないケア その3 太ももの筋トレ

筋肉がないから痛くなる

というのは、ほとんどの人が気にされています。
しかし、実際に20年近く、慢性の膝の痛みの方をみていると、子供さん、ほっそりした方、筋肉がしっかりした方、肥満気味の方、いろいろです。

女性に膝の痛みが多いのは、東洋医学的には、腎虚という状態だからですが、
これらは、筋肉とはあまり関係はありません。

痛い部分に筋トレをすることで、
膝周囲が逆に固まってしまい、滞りが強くなり痛みがひどくなります。

 

やってはいけない膝のケア その4 アイシング

アイシングは、もともとRICE処置といって、打撲や捻挫のような急性痛のケアの方法です。
慢性の痛みは、滞りが原因ですので、冷やすと、水が氷になるように、
ぎゅっと縮こまり、より流れが滞ってしまいます。
冷やさずに、全体をあたためましょう。

やってはいけないケア その5 サポーター

サポーターをすると、固定されるので、安心感があります。
しかし、実際には、関節の動きを不自然にし、締め付けることで流れが悪くなり、より治りづらくなります。
サポーターも急性痛の場合の固定として使うのはいいですが、慢性的な膝痛にはさけたほうがよいケアだと考えています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
膝に良いだろうと思ってがんばってケアしても、やり方の方向性が間違っていたら、
逆効果になってしまいます。

もし、上記のようなケアをされてたら、まずは一旦ストップしましょう。
そうすれば、2週間程度で症状が徐々に引いていくはずです。

また、ケアには、こちらの記事を参考にしてください。

>>慢性の膝痛をよくするための生活習慣改善点3つのポイント